川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

蚊 28 アレクサンドロス

 土曜日・日曜日は司馬遼太郎の「俄」を読んでいました。で、朝は海沿いをロングランして来ました。

「世界史1200人」28 アレクサンドロス大王(前356〜前323)

暗殺された父フィリッポス2世に代わり、反乱を平定して20歳で即位する。東征を開始してペルシアのダイオレス3世に勝利し、続いてエジプトも征服した。先陣を切って剣を振るうアレクサンドロスは神がかり的に強く、将兵から絶大な人気を得た。ギリシアからインドのパンジャーブ地方にまたがる大帝国を築くが、疲弊した兵士たちが進軍を拒んだため、いったん引き返すことにした。ところがバビロンまで戻った大王は熱病にかかり、あっけなく32歳の生涯を閉じた。大王は後継者を指名しなかったために、大帝国は分裂し大王の血筋は絶えた。大王が発熱した原因は蚊が媒介するマラリヤと考えられている。

「邪魔する蚊!先陣切って果までの アレクサンドロス に 端遊」

蚊が6月の季語です。ダジャレましたが、大王は果の果までの夢を見ながら死んだと思いました。大王はペルシア王の豪華な生活ぶりに驚嘆し、ダイオレス3世の皇女やバクトリアの王女を娶りました。こうしてオリエントとギリシアの文化が融合して生まれた文化がヘレニズム文化です。

習字は、「邪魔する蚊!」はスッキリと、「先陣切って」は強弱を付けて、「果までも」は消えるように、というつもりで書きました。


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