川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

鯛焼 137 トマス

 朝、小雨が降っていたのでバイクを漕ぎました。シャワーを浴びて体重を測ると54.4kgと先週より1.9kg増えていました。昨夜、嫁さんが石垣から帰ってきて、ケーキやお菓子をいっぱい食べたのが、テキメンに出ました。本当に太るのは簡単です。

「世界史1200人」137 トマス(30頃)

十二使徒の一人。「疑心のトマス」という不名誉な呼ばれ方をする一方、イエスの危機に、仲間の弟子たちに「私たちも一緒に死のう」と提案したり、マリアの昇天時に聖帯を授かる名誉を体験するなどしている。イエスは処刑の3日後に復活して弟子たちの前に現れた。しかし、トマスだけは会っておらず「復活したイエスに会って、処刑された時の傷口をこの目で見て、手で触れて確かめるまでは信じない」と言った。そこに、忽然とイエスが現れ「信じない者ではなく、信じる者になりなさい」と言って、トマスに傷口を触らせる。トマスは傷口に触れ、指を入れて初めて、復活を実感する。さらに、イエスは「私を見たから信じたのか。見ないのに信じる人は幸いである」とトマスを諭す。

「指を入れ神と鯛焼ご納得 トマス に 端遊」

鯛焼が11月の季語です。指を入れたら鯛焼はアンコですが・・・トマスはインドまで赴いて宣教し、そこで殉教したとされていますが、史実的な裏づけはありません。しかし「トマス行伝」にインドの王として記録されているグンダファルという人物が、近年発掘された当時の貨幣によって実在していたことが判明しました。また、インドでは自分たちのことを「聖トマスのキリスト教徒」と呼ぶ人たちがいます。

習字は、「指を入れ」はその感じに、「神と鯛焼」は角形と丸形で、「ご納得」はサラリと、というつもりで書きました。


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