川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

夜桜 253 宗尊親王

 朝、隣町に行き二人でいつものコースを楽しく走りおしゃべりをして来ました。ニラ・子供たち・島の将来などいろいろです。

「日本史1200人」253 宗尊親王(1242〜1274)

6代将軍、後嵯峨天皇の子。実権は無くそのため和歌の創作に打ち込むようになり歌会を何度も行い、武家を中心とする歌壇が隆盛を極め、有能な歌人が輩出された。鎌倉歌壇は「続古今集」にも影響を及ぼし、親王は最多入選歌人となっている。25歳となった1266年、謀叛の嫌疑をかけられて解任され京へ送還された。この時、御wくぁあs家人たちが鎌倉に馳せ集まり、北条教時は更迭に断固として反対し、時宗の制止を無視して、軍勢を率いて示威行動を行い、その軽率さを叱責された。

「夜桜でもう一杯のもう一句 宗尊親王 に 端遊」

夜桜が4月の季語です。宗尊は歌会を通じて「御家人たちが馳せ集まる」ような人望を得たのかな・・・後嵯峨天皇宗尊親王の将来を心配していましたが、執権・北条時頼も将軍家と摂関家の両方を支配する九条道家(頼嗣の祖父)を政界から排除したいという考えを持っていました。ここに天皇と時頼の思惑が一致したため、「皇族将軍」誕生の運びとなりました。

習字は、「夜桜で」は艶やかに、「もう一杯の」は酔って、「もう一句」はひねって、というつもりで書きました。


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