川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

酔芙蓉 326 大内政弘

 土曜日と日曜日は久しぶりに映画を見ました。たまにはいいなぁ〜で、今日の朝は一人で海沿いを走って来ました。広い景色の中で、地球の上を走っていると、ちょっと感じました。

「日本史1200人」326 大内政弘(1446〜1495)

長門豊前などの守護職を兼ねた西日本の守護大名。父・教弘の末期から引き続いて応仁の乱まで幕府との対立関係が続いていたが、その背景には瀬戸内海の支配権や日明貿易の権益を巡って激しく対立した管領細川勝元との関係によるところが大きく、足利将軍家に反抗する意思はなかったとみられる。応仁の乱では西軍に加わり勢力を回復した。日明貿易は博多商人と連携し、また対朝貿易にも応仁の乱以降力を入れた。これらで得た莫大な利益は軍費などに充てられた。

「日明を揉み手奥の手酔芙蓉 大内政弘 に 端遊」

酔芙蓉が8月の季語です。朝は白、昼はピンク、夕方は赤になる芙蓉です。日明貿易を守るために、いろんな顔をした政弘に掛けました。和歌・連歌を好み家中に広め、一条兼良・宗祇ら多くの歌人と交流しました。また、荒廃した京から公家、僧侶、雪舟などの芸術家を山口に招き、文化の興隆に尽力しました。

習字は、「日明を」はスッキリと、「揉み手奥の手」は絡まるように、「酔芙蓉」はだんだん濃く、というつもりで書きました。


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