川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

破蓮 160 アラリック

 朝、善福寺川沿いを走ってから、佼成病院に行って大腸がん検診の予約をして来ました。検診後一週間してから結果説明があり、今週は明日しか空いていないとのことで、急遽明日検査を受けることになりました。僕達の歓迎会は延期です。

「世界史1200人」160 アラリック(370?〜410)

西ゴート王国・王。西ゴートの族長の子に生まれたアラリックは、ローマ軍の混成隊の首長となった。394年、2万人のゴート兵を率いて、東ローマ皇帝を支援したが、1万人の犠牲にもかかわらず、わずかな見返りしか与えられなかった。ローマの仕打ちに失望したアラリックはローマ軍指揮下を離れて西ゴート族の王に選ばれた。この後、バルカン半島を攻略して、ビザンツ皇帝にアドリア海沿岸の支配権を認めさせ、また、西ローマ帝国にも侵攻した。特に410年のローマ略奪はローマ帝国の衰退を決定づける事件となった。

「今に見ろお澄まし顔も破蓮じゃ アラリック に 端遊」

破蓮(ヤレハス)が10月の季語です。大きな形の良い蓮の葉も、晩秋には傷つき破れてきます。1万人の犠牲にもお澄まし顔のローマの衰退に掛けました・・・410年、アラリックの一味は首都の城門を開けてゴート本軍を侵入させ、3日間にわたってローマを略奪しました。しかし、火を放ったり破壊した建物はわずかでした。その後、嵐によって艦隊が破壊されたので、北アフリカの占領は放棄されて、帰途アラリックは病没しました。

習字は、「今に見ろ」は強く、「お澄まし顔も」はサラリと、「破蓮じゃ」は大胆に荒く、というつもりで書きました。


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