川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

カケス 158 オドアケル

 昨日、雨で冬のような東京に着きました。乾杯のお酒にもなかなか酔いませんでした。そして今日の朝、目覚ましが聞こえず、13℃と寒くもあり、遅く起きました。英語・エクササイズそしてランと何とかこなしました。ランはいつもより短く6kmにしました。

「世界史1200人」158 オドアケル(434〜493)

ゲルマン人傭兵隊長西ローマ皇帝の親衛隊に属していたが、処遇への不満から皇帝を追放してイタリア王に任命され、東ローマ皇帝から西ローマ総督の称号を得た。オドアケルはローマの法を厳格に実行して元老院と執政官の権威の復興に務め、西ローマ帝国の人々から大きな信頼を獲得した。また、自身は軍官の地位にとどまり、西ローマ帝国内で繰り広げられていた蛮族の王たちによる権力争いは急速に抑制され、西ローマ帝国は大いに復興することとなった。しかし後に東ローマ皇帝は、東ゴート族テオドリックに追討を命じ、オドアケルは敗れて殺害された。今日、オドアケルがイタリア王に任命されたことをもって西ローマ帝国の「滅亡」と表現する場合が多いが、研究者らは「滅亡」と呼ぶことには否定的である。

「滅亡と騒ぐなカケス復興じゃ オドアケル に 端遊」

カケスが10月の季語です。晩秋に人家まで降りて来て、うるさく鳴きます。ものまねもうまい鳥です。滅亡と評価する人々に掛けました。・・・オドアケルは降伏後の宴会の席で配下の兵たちとともに暗殺されました。妻スニギルダは幽閉されて餓死し、幼い息子はガリアに追放され、やがてイタリアに戻ろうとしたため処刑されました。

習字は、「滅亡と」はサラリと、「騒ぐなカケス」はくどく、「復興じゃ」は明るく、というつもりで書きました。


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