川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

寄鍋 175 アンリ4世

 朝、今日も30分遅れて起き、善福寺川沿いを走って来ました。コースを景色の良い方にチョッと変えたら、上を向いて走ったせいか、早く快適に走ることが出来ました。今日の午後は、近くの徒歩で行ける温泉ランドに行く予定です。

175 アンリ4世(1553〜1610)

フランス王。イベリア半島北部のナヴァル国の王に、若くして就いたアンリは、新教徒(ユグノーカルヴァン派)の盟主となった。しかしサンバルテルミの虐殺に際してはカトリックに改宗して難を逃れた。やがてアンリ3世に接近し、アンリ4世として即位してブルボン朝を創始した。しかし旧教徒は王と認めず、旧教国のスペインとの対外政策も考慮して再度カトリックに改宗した。そして「ナントの勅令」を発し、新教徒に旧教徒と同等の権利を与えた。これは、個人に宗教選択の自由を認めた最初の王令で、この結果、ユグノー戦争に終止符が打たれた。ナント勅令は軍事・政治の特権も与えたため、国内の不安定要因となって行くが、今でも国民に「良王アンリ」の名で親しまれている。

「良王ぞ旧も新でも寄鍋じゃ アンリ4世 に 端遊」

寄鍋が11月の季語です。魚・野菜・肉など好きな材料を入れた鍋物です。勅令に掛けました・・・アンリ4世は女性好きで生涯に50人もの愛人がいたといわれています。内政外交で手腕を振るいましたが、急進的旧教徒に暗殺されました。

習字は、「良王ぞ」はサラリと、「旧も新でも」は曲と直で、「寄鍋じゃ」はおおらかに、というつもりで書きました。


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