川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

臭木(クサギ) 152 クローヴィス

 朝、一人で海沿いを走って来ました。左足が引きずるような感じでした。歳をとったら体に聞きながらだなァ〜

「世界史1200人」152 クローヴィス(465?〜511)

メロヴィング家出身のフランク王国建国者、王。375年より、スカンジナビア半島部から大移動を始めたゲルマン人は、西ローマ帝国内に諸国家を建てた。ローマ帝国では、キリスト教アタナシウス派が信仰されていたが、ゲルマン人の大半は異端のアリウス派であり、先住民との対立から多くの国は短期間で滅びた。その中でガリア(ヨーロッパ西部)にクローヴィスが建国したフランク王国は、王妃のクロティルドがアタナシウス派だったため感化を受け、王と家臣約3000名がその洗礼を受け改宗して、王国発展の基礎が築かれた。クローヴィスは晩年フランク人の小王を奸計により次々に抹殺した。それによりメロヴィング朝は他の家系から脅かされることなく、300年近い命脈を保ったと言われている。

「改宗も奸計も好き臭木(クサギ)咲く クローヴィス に 端遊」

臭木(クサギ)咲くが9月の季語です。葉に悪臭があるので臭木です。若葉は食用になり、実は染料に使われます。花は外が淡紅色で内が白、何だか二面性が強いのでクローヴィスに掛けました・・・フランス人の伝統によれば、パリに都したクローヴィス1世はフランス王国の基礎を築いた最初のフランス王でした。

習字は、「改宗も奸計も」は直と曲で、「好き」は大胆に、「臭木咲く」は臭うように、というつもりで書きました。


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