川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

枯葉 シャルル8世

退院2日目、昨日散歩に出たら、思ったより歩けませんでした。日中、服を着たまま布団に寝ることに抵抗があり、ずっと起きていたのも、お腹に負担をかけたかな・・・今日は一日雨です。

「世界史1200人」191 シャルル8世(1470〜1498)

フランス王、ルイ11世の子、ヴァロワ家最後の直系王。13歳で即位し姉が摂政を務めた。アンヌ・ド・ブルターニュとの結婚以後自立するようになり、ナポリ王国の継承権を主張して、16世紀前半のヨーロッパに重大な影響を与えることになるイタリア戦争を開始した。一旦は戴冠してナポリ王となったが、他国の同盟軍に包囲され多大の損害を出してフランスに逃げ帰った。後にうっかり鴨居に頭を打ちつけて間もなく死亡した。温厚王と呼ばれ、イタリア戦争を始めた王として知られる。

「逃げ帰り鴨居に頭枯葉舞う シャルル8世 に 端遊」

枯葉が11月の季語です。シャルルの死亡に掛けました。「舞う」も頭を打ちつけてクラクラという感じです・・・シャルル8世は王妃アンヌとの間に3男1女をもうけましたが、長男を含めいずれも夭逝しており、シャルル8世の死によってヴァロワ家の本流は断絶しました。

習字は、「逃げ帰り」はサラリと、「鴨居に頭」は大胆に、「枯葉舞う」は弱々しく、というつもりで書きました。


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