川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

切干 192 シャルル9世

退院後3日目、朝ヨーグルトを買いに行ってきました。未だサッサと歩くことができません。不思議な感じです・・・

「世界史1200人」192 シャルル9世(1550〜1574)

フランス王、アンリ2世とカトリーヌの第2子。幼少のころ結核に罹り、病弱であった。早世した兄フランソワ2世を継いで10歳で即位したものの、実権は母后であるカトリーヌに握られていた。新教徒であるコリニー提督を登用し、父以上に慕っていたが「サン・バルテルミの虐殺」でコリニーは暗殺された。黒幕は母カトリーヌであるとされたが、新教徒の報復を恐れた旧教徒のパリ市民と、これを代表する形となった母親の説得に屈服して「そうだ全員殺せ」と叫んだと伝えられている。この事件で自責の念に耐えきれず寿命を縮めたのか2年後に死去した。

「病弱の意志薄弱の切干に シャルル9世 に 端遊」

切干が11月の季語です。大根を細く切って乾燥させたものです。見た目が弱々のシャルルのようです・・・シャルルは1570年に神聖ローマ皇帝の娘エリザベートと結婚し、サン・バルテルミの虐殺と同じ1572年に、一人娘マリー・エリザベートが生まれましたが、5歳で夭逝しています。

習字は、「病弱の」はサラリと、「意志薄弱の」は強弱で、「切干に」はデザイン的に、というつもりで書きました。


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