川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

虎落笛 207 チャールズ1世

朝、娘のダブルベッドの枠を粗大ゴミに出してから、善福寺川沿いを走って来ました。寒いせいか左足裏の血の巡りが悪いようで、痛くて1/3は歩きました。

「世界史1200人」207 チャールズ1世(1600〜1649)

イギリス王。兄の死により即位し父王ジェームズ1世に引き続いて専制政治を行う。課税とバッキンガム公の失政を追及する議会を解散したため国民の反感は高まった。さらに議会は 「権利請願」を可決し、国王はいったんこれを承認しながらもまた議会を解散し専制を開始した。スコットランドに国教を強制し、議会派を武力で弾圧したためピューリタン(清教徒)革命が勃発した。緒戦は王に有利に展開したが劣勢に陥り、スコットランド軍に投降し議会軍に身柄を引き渡された。さらにスコットランド軍と密約を結んで第2次内乱を起こしたが再び敗れ、裁判にかけられ、暴君・反逆者・公敵として公開で斬首された。

「駄々こねて公開斬首虎落笛 チャールズ1世 に 端遊」

虎落笛(モガリブエ)が12月の季語です。寒風が柵に当たり笛のような音を出すことをいいます。処刑は1月30日でした。処刑後の広場には虎落笛かな・・・彼の最期の言葉は「我は、この堕落した王位を離れ、堕落し得ぬ、人生の極致へと向かう。そこには如何なる争乱も存在し得ず、世界は安寧で満たされているのだ」でした。

習字は、「駄々こねて」は幼く、「公開斬首」は大胆に、「虎落笛」は弱く、というつもりで書きました。


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