川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

頰被 206 クロムウェル

朝、善福寺川沿いを走って来ました。昨夜は、近くの友人夫妻に退院祝をして頂き、久しぶりに美味しいお酒を頂きました。

「世界史1200人」206 クロムウェル(1599〜1658)

イギリス・革命指導者・軍人。イングランドのジェントリ(新興平民地主層)出身で、ケンブリッジ大学で学んだ。当時、国王チャールズ1世はスコットランドの反乱鎮圧に失敗し、戦費を補う増税のために、11年間開催していなかった議会を招集した。議会は紛糾し、王党派と議会派の対立は内戦へと発展した。クロムウェル清教徒(ピューリタン)を率い「鉄騎隊」を組織し快進撃を始め、チャールズ1世を処刑した(ピューリタン革命)。そして共和制を開始すると実質上の独裁権を握った。国王に推され固辞したが、終身の護国卿に就任し、アイルランドを侵略・虐殺・植民地化を行うなど急進的な軍事政権となった。

「王処刑ピューリタン怖(コワ)!頰被 クロムウェル に 端遊」

頰被(ホッカムリ)が12月の季語です。防寒のために手拭いを頭からすっぽり被ることです。住民たちは政治・宗教に知らんふりしたろうな・・・1660年にチャールズ2世による王政復古が実現すると、クロムウェルは反逆者として墓を暴かれ、斬首されて長期間にわたってロンドンの処刑場にさらされました。

習字は、「王処刑」はスッキリと、「ピューリタン怖!」は大胆に、「頰被」はサラリと、というつもりで書きました。


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