川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

接木 276 トマス・アクィナス

朝、善福寺川沿いを走ってきました。土・日の雨で桜の一部が散り、少し緑が目立つようになってきました。

276 トマス・アクィナス(1225〜1274)

ナポリ王国神学者ナポリの大学で学び、ドミニコが開いた托鉢修道会に入り、後にパリ大学の神学教授となった。「アリストテレス哲学と教会の調和」をテーマとし、その思想は「スコラ哲学」と呼ばれ、著作「神学大全」に集大成した。神という観念は事物より先んじて存在するか否か、という「普遍論争」では、観念が優先するという「実在論」の立場をとり、論争に一応の終止符を打った。中世キリスト教世界の中に収まる「ヒューマニズム」を打ち立て、これが精神的・哲学的支柱となった。

「難問じゃ神と科学の接木学 トマス・アクィナス に 端遊」

接木が3月の季語です。新芽の出ている枝を他の木に接いで改良することです。神と科学の調和に掛けました・・・「神学大全」は3部(神と神学、倫理と人間、キリスト論)から成り、これらは全て「・・・であるか?」という構成をとります。

習字は、「難問じゃ」はスッキリと、「神と科学の」は曲と直で、「接木学」は幼く、というつもりで書きました。


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