朝、善福寺川沿いを走ってきました。これから御茶ノ水に行き、長男と食事をします。それから従兄からカンディンスキー紹介のメールが来たので、本屋さんにも行きたいと思っています。
「世界史1200人」332 アベラール(1079〜1142)
フランス・神学者・哲学者。「唯名論」学派の創始者として知られる。普遍論争は、普遍は実在するか(実在論)、名目だけのものか(唯名論)を巡るもので、唯名論は教会ひいては神を否定する思想にもつながりかねない。アベラールの考えは異端視されたが、唯名論としては折衷的・穏健なものであり、やがてスコラ学の基礎となり、トマス・アクィナスにより大成された。弟子であるエロイーズとのロマンスでも有名である。エロイーズを妊娠させたことで、襲撃を受け睾丸を切断された。しかし、実行犯2人は捕らえられ、眼をえぐられ、陰部を切除された。
「父の日か傷も痛むぞエロイーズ アベラール に 端遊」
父の日が6月の季語です。アベラールは睾丸を切断されたことを「罪を犯し罰を受けた」と言っています。実行犯も痛かったろうなァ〜・・・晩年は修道院ですごし、遺体はエロイーズの願いに応じて埋葬され、彼女が亡くなると同じ墓に葬られました。
習字は、「父の日か」は悲しく、「傷も痛むぞ」は痛々しく、「エロイーズ」は恨みがましく、というつもりで書きました。
