川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

羽抜鳥 325 モクテスマ2世

朝、雨だったので、ゆっくり起きました。嫁さんがお誘いがあり、姉宅に泊まりに行きました。雨は今日・明日と降るようです。

「世界史1200人」325 モクテスマ2世(1466〜1520)

アステカ王。コルテスの入国した年が神話上の生贄を嫌う神ケツァルコアトルが帰還する年だったため、神と勘違いし王位を譲ろうとまでした。しかし後に、コルテスの部下が最高位の神官と貴族を虐殺したため、大反乱が発生した。コルテスは神父を派遣して、アステカの兵士を説得するよう要求した。 モクテスマ2世は兵士の前に立ち、攻撃の中止を訴えたが、雨のように石と槍が投げられ、翌日に息を引き取った。

「おォ神よまァアステカと羽抜鳥 モクテスマ2世 に 端遊」

羽抜鳥(ハヌケドリ)が6月の季語です。羽の生え替え時の鳥です。寒々しく見えます。神も権力も失ったモクテスマに掛けました・・・年代記によれば、モクテスマ2世は「教養があり、占星術師・哲学者としてすべての技芸に優れた人物」であったといいます。

習字は、「おォ神よ」は狂って、「まァアステカと」は優しく、「羽抜鳥」は悲しく、というつもりで書きました。


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