川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

木下闇 339 ボリス・ゴドゥノフ

昨日、上りハーリーで1位を取ってからは大はしゃぎで、たっぷりと美味しいお酒を頂きました。おかげで今日は体全体が疲れています。もちろんランは休みました。

「世界史1200人」339 ボリス・ゴドゥノフ(1552〜1605)

ロシア・ツァーリ。ボリスはイヴァン4世の信任厚く、イヴァンが死にフョードル1世が即位すると摂政団の一員となった。さらにライバルを一掃し、単独で国政を指導することとなった。フョードルの異母弟ドミトリーが謎の死を遂げ、ヒョードルが亡くなるとボリスがツァーリに選出された。しかし貴族の反発に加えて凶作や疫病が各地で猛威をふるい、加えて死亡したはずの皇子ドミトリーを名乗る若者が現れ、国内の多くの人々に信じられるなか、既に体調が悪化していたボリスは急死した。

「大厄じゃドミトリーだと!木下闇 ボリス・ゴドゥノフ に 端遊」

木下闇(コシタヤミ)が6月の季語です。陽の射すところから木下に行くと闇に入ったかと思います。大厄の急死に掛けました・・・ボリスがドミトリーを暗殺したという説は、人々の間で噂され、オペラの題材にされるなど、300年以上にわたり信じられてきました。しかし、疑いの目が向くのは必至なのでしていない、というのが最近のロシア歴史家の見解です。

習字は、「大厄じゃ」は困って、「ドミトリーだと!」は驚いて、「木下闇」は静かに、というつもりで書きました。


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