川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

夏の雲 361 ダンテ

朝、海沿いを走ってきました。昨日お酒を沢山飲んだので、走るのはちょっと不安でしたが、以外に普通に走れました。

「世界史1200人」361 ダンテ(1265〜1321)

イタリア・詩人・政治家。フィレンツェの貴族の家に生まれ、9歳の時に、1歳年下の美少女ベアトリーチェに出会い、永遠の恋心を抱いたとされる。18歳で再会したが、彼女は別人と結婚し24歳で他界してしまった。後年、結婚して政治活動に参加するが、反対勢力に国外追放されてしまう。そして、20年あまりの歳月をかけて叙事詩神曲」を完成させた。「地獄篇」「煉獄篇」「天国篇」から成り、ダンテ自身が宇宙遍歴の旅に出て、苦悩と錯誤から魂の純化に至る、人生を象徴的に表したもので、ベアトリーチェが天国への導き役として登場する。

「夏の雲ベアトリーチェよ連れて行け ダンテ に 端遊」

夏の雲が7月の季語です。巨大な山を思わせる入道雲を見て、ダンテは「あの峰を越えて」と思ったかな・・・「神曲」の原題はイタリア語で「神聖喜劇」です。ただし、ダンテ自身は単に「喜劇」としました。邦題の「神曲」は、森鷗外訳のアンデルセン「即興詩人」の中で用いられました。

習字は、「夏の雲」はスッキリと、「ベアトリーチェよ」は柔らかく、「連れて行け」は軽く、というつもりで書きました。


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