朝、早く目が覚めたので、少し早い時間に走りました。涼しくて気持ちよく走ることが出来ました。
「世界史1200人」405 スピノザ(1632〜1677)
オランダ、哲学者。商人の子として生まれ神学校に進んだが、デカルトの哲学に心酔し「デカルトの哲学原理」を著した。しかしその後、デカルトの「二元論」とは異なる「汎神論的一元論」を唱えた。デカルトが「神」を根底として「物体」と「精神」が存在するとしたのに対し、スピノザは物体も精神も神のもっている性質の現れであり、自然そのものが神であるとした。匿名で出した「神学・政治論」は思想言論の自由を主張したものであるが、発禁処分を受け以後は出版を控えた。晩年の大作「エチカ」も没後に出版された。
「神は全て!自然は神じゃ!放屁(ヘヒリ)虫 スピノザ に 端遊」
放屁(ヘヒリ)虫が9月の季語です。危険を察知すると、悪臭を出して逃げます。これが皮膚に付着すると赤黄色のシミになって、なかなか取れません・・・スピノザはデカルト、ライプニッツと並ぶ17世紀の近世合理主義哲学者として知られ、カント・ヘーゲル・マルクス、そして後の現代思想へ強大な影響を与えました。生前は無神論者のレッテルを貼られていました。
習字は、「神は全て!」はおおらかに、「自然は神じゃ!」は明るく、「放屁虫」はサラリと、というつもりで書きました。