川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

牛蒡引く 416 ロック

朝、雨が降っていたのでランは休み、ゆっくり起きました。今日の気温は最高16℃・最低13℃で、与那国島なら冬の最寒日です。

「世界史1200人」416 ロック(1632〜1704)

イギリスの哲学者。哲学者としては、主著「人間悟性論」において、人間の知識がどれほどの範囲内において確実性を持ちうるのかを、内省的方法によって研究を行っている。イギリス経験論の父と呼ばれている。また、政治哲学者としては「統治二論」において「国王の絶対的支配権は、人類の祖アダムが彼の子供に対する父権に由来する」という王権神授説に対する反論を行い、政治権力の起源は社会契約にあるとして、その範囲や目的について論じている。彼の政治思想は名誉革命を理論的に正当化し、アメリカ独立宣言、フランス人権宣言に大きな影響を与え「自由主義の父」とも呼ばれている

「神と人起源をたずね牛蒡引く ロック に 端遊」

牛蒡(ゴボウ)引くが10月の季語です。地下1mもの根を掘り起こします。独特の香気があります。内省し黙々と牛蒡を引くロックが思い浮かびます・・・彼は社会契約を保証する手段として、権力分立を採用しなければならないとしました。これが後のモンテスキューによる三権分立論(司法・立法・行政)にまで発展します。

習字は、「神と人」は強く、「起源をたずね」はスッキリと、「牛蒡引く」は素朴に、というつもりで書きました。


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