川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

案山子 415 ホッブス

朝、善福寺川沿いを走ってきました。急に寒くなったので、散歩をする人たちの服装は色々でした。嫁さんは色々な友達に会うようで、昼前からお出かけしました。

「世界史1200人」415 ホッブス(1588〜1679)

イギリス、哲学者。人工的国家論の提唱と社会契約説により近代的な政治哲学理論を基礎づけた。主著「リヴァイアサン」は17世紀ヨーロッパにおける国家理論の白眉である。人間は他の動物と異なり予見する能力があり、無限の欲望を持つため「万人は万人に対して狼」であるとする。そのため「各自の権利を制限せよ」という自然法を導く。自然法に従って人びとは、制限されるべき権利を「ただ一人の主権者=国家理性」に委ねることを契約する。これにより、王党派からは無神論者であるとされ、共和派からは専制政治擁護者と見られた。

「人は皆狼!案山子は知ってる ホッブス に 端遊」

案山子(カカシ)が10月の季語です。欲望はありません。じっと立っていれば分かります・・・ホッブス清教徒革命前の1640年に自分の身を案じてフランスへ亡命しました。「リヴァイアサン」はイングランド内戦が終結して帰国した1651年に刊行されました。ベーコンやガリレオデカルトらと交友がありました。

習字は、「人は皆」はサラリと、「狼」は恥ずかしく、「案山子は知ってる」は静かに、というつもりで書きました。


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