川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

小鳥網 429 スウィフト

昨日は風邪を引いたようで背中がゾクゾクしました。幸い睡眠をたっぷりとったら、ほぼ良くなったので、今朝はいつものように善福寺川沿いを走ってきました。

「世界史1200人」429 スウィフト(1667〜1745)

イングランド、諷刺作家・随筆家・政治パンフレット作者・詩人・司祭、代表作「ガリヴァー旅行記」。政治的には敗北者となって失意のままアイルランドに帰ったが、パンフレット執筆能力を活かして、愛国者としての地位を得た。そして4部からなる「ガリヴァー旅行記」を完成した。題材は政治的経験が反映されており例えば、ガリヴァーが宮殿の火災を小便で消し止める挿話は、不適切な作法で善い事を行うという、トーリー党の和平条約の隠喩と見ることができる。今もなお不朽の風刺文学・政治学入門書であり、今日の多くの議論が予見されていた。

「よ!ガリヴァー狙うぜ政治小鳥網 スウィフト に 端遊」

小鳥網が10月の季語です。小鳥を捕獲するための網で、現在は禁止です。時には大物がかかったかな・・・スウィフトは71歳の時に病気の徴候が顕れ、75歳で会話する能力を失い精神障害になるという最大の恐怖が現実となりました。彼の財産の大半が精神病院の創設資金に残されました。

習字は、「よ!ガリヴァー」はスッキリと、「狙うぜ政治」は虎視眈々と、「小鳥網」はとぼけて、というつもりで書きました。


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