川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

接木 461 長尾晴景

朝、あまりに寒いので1時間以上も遅く起きて、英語とストレッチをしてから善福寺川沿いを走ってきました。走り出したら意外と楽しいのに驚きました。

「日本史1200人」461 長尾晴景(ハルカゲ;1509〜1553)

越後長尾氏8代当主、戦国大名上杉謙信の兄。守護代長尾為景の嫡男として生まれ、1540年、父の隠居により家督を譲られた。父の為景と異なり穏健な政策をとり、領内の国人との融和を図ったが、国内の情勢はますます不穏になった。そのような中、城下の寺院へ入門していた弟の虎千代(景虎、後の上杉謙信)が還俗して反乱を鎮め家中での名声を高めると、家臣の一部は景虎の擁立を望むようになり、長尾家は家中分裂の危機を迎えた。そして1548年、晴景は守護・上杉定実の仲介で、景虎家督を譲って隠居した。

「接木には晴より虎と?御意ぎょいす 長尾晴景 に 端遊」

接木が3月の季語です。新芽のでている枝を、他の木に接ぎ合わせることで、木の改良や繁殖をさせます。お家の繁栄には虎がよさそうと、みんなが言っています・・・晴景は病弱なうえ、戦よりも芸事を好んだ人物であったことが、謙信の書状ほか諸史で伝わっています。

習字は、「接木には」は接木のように、「晴より虎と?」はそれなりに、「御意ぎょいす」は負けたように、というつもりで書きました。


f:id:tanyuu4792:20240321130542j:image