川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

春の霧 460 長尾為景

朝、善福寺川沿いを走ってきました。一昨日から楽譜の移調のソフトを探していますが、Android ではチョッと見つかりませんでした。

「日本史1200人」460 長尾為景(タメカゲ;?〜1542)

越後長尾氏7代当主、越後守護代上杉謙信の父。1507年に守護上杉房能を滅ぼし、その従兄弟の上杉定実を守護に擁立して自ら実権を握った。1509年には房能の実兄の関東管領上杉顕定に攻められて逃亡するが、再起して顕定を敗死させ1513年には定実の反抗を抑えて国政を完全に握った。その後は室町幕府との親交を図りつつ、事実上の国主として下剋上戦国大名への道を歩むが、守護・定実を廃位せずに自らは守護代にとどまった。1530年に定実の実家の上条定憲を核とする反乱が起こり、為景は1536年、朝廷の綸旨を得てこれを食い止め、子の晴景に守護代を譲って隠居し、争乱の渦中に死去した。

「実権は儂!責任は春の霧 長尾為景 に 端遊」

春の霧が3月の季語です。春は霞・秋は霧といいますが、春の霧もあります。霞よりも少し濃密な感じがします。実権を握った守護代の責任は・・・為景の没地については不明ですが、富山県砺波市には、一向一揆に敗れた長尾為景のものとされる長尾塚が残されています。

習字は、「実権は」は強く、「儂!責任は」はそれなりに、「春の霧」はふんわりと、というつもりで書きました。


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