川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

野遊び 462 長尾政景

朝、善福寺川沿いを走ってきました。気温2℃でしたが、風がなかったので助かりました。

「日本史1200人」462 長尾政景(マサカゲ;1526〜1564)

戦国武将、上田長尾氏・当主、越後国坂戸城主、上杉景勝の父、妻は上杉謙信の姉・仙洞院。長尾晴景景虎(謙信)との抗争で、政景は晴景側についた。晴景が景虎家督を譲って隠居すると謀反を起こすが、景虎の猛攻に遭って降伏し、和睦の証として景虎の姉・綾姫(後の仙洞院)を正室に迎えた。以後は配下の上田衆を率いて景虎重臣として活躍し功を挙げたが、1564年に坂戸城近くの野尻池で溺死した。これには、酒に酔って溺死した説、謙信の命を受けた謀殺説などがあるが、真相は分かっていない。引き揚げられた政景の遺骸の肩下には傷があったという。

「野遊びの酒じゃ!と妻には宜しく 長尾政景 に 端遊」

野遊びが3月の季語です。本来は春の日に誘われて野に出て遊ぶことですが・・・正室仙洞院とは円満な夫婦生活を営みました。米沢市常慶院に残る「長尾政景夫妻像」の掛軸は、上部に2人の位牌と仙洞院一族の法名、来迎する阿弥陀如来が描かれています。

習字は、「野遊びの」は大胆に、「酒じゃ!と妻に」はそれなりに、「はよろしく」はサラリと、というつもりで書きました。


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