川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

白南風 532 宗貞国

朝、海岸沿いを走ってきました。帰ってシャワーを浴びて体重を測ったら54.0kgと先週より0.9kg減っていました。これで3月の東京に行く前の体重に戻りました。

「日本史1200人」532 宗貞国(サダクニ;1422〜1494)

室町から戦国時代にかけての武将、対馬守護大名、宗氏・11代当主。対馬は山地が多く耕地が少ないため、宗氏は朝鮮との貿易による利益に依存していた。1468年に養父・第10代当主・宗成職(シゲモト)の没後に家督を継いだ。この頃、宗氏では一族が分裂していたが、貞国はこれらをまとめて対馬の支配権を確立した。また、年間50隻の朝鮮への歳遣(サイケン)船を確保し李氏朝鮮との通交を盛んにした。貞国の尽力によって朝鮮と通交できた西日本の領主も多かった。一時は、主筋の少弐氏を助けて大内氏と戦い、北九州にまで勢威を広げたが、やがて大内政弘の反攻にあって少弐氏は敗れ、貞国の筑前国における所領も奪われた。1492年に隠居して家督を宗材盛(キモリ)に譲り1494年に死去した。

「白南風じゃ歳遣船で안녕하세요(アンニョンハセヨ) 宗貞国 に 端遊」

白南風(シロハエ)が6月の季語です。梅雨が明けた後に吹く風で、空を明るくします。안녕하세요(アンニョンハセヨ)は韓国・北朝鮮語で「こんにちわ」です・・・李氏朝鮮は14世紀末に、倭寇の取締りを日本に要求し、通交貿易を制限つきで許可しました。それらの交易を管理統制する役割を対馬の宗氏に与えま

した。

習字は、「白南風じゃ」は明るく、「歳遣船で」はスッキリと、「안녕하세요」は元気に、というつもりで書きました。


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