川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

蘭 石垣綾子

昨日、隣人が突然亡くなりました。奥さんが本当に可哀想でした。午後、強い雨が降り、神々しい夕焼けとなりました。夜中、8回ほど足が吊りました。嫁さんも珍しく数度吊りました。朝は2時間近く遅く起きました。薬を飲んで少し吊りが収まりました。

今日の川柳は「女たちの20世紀」より、戦時中アメリカで日本向け反戦放送をした石垣綾子。東京に生まれ3歳で母親を亡くす。厳格な父に無断で自由学園に入学する。社会運動で警察に検挙されたことを機会に23歳で姉夫妻の転勤に同行して渡米する。すぐ単身ニューヨーク出て三年後に画家の石垣栄太郎と結婚する。28歳の時、満州事変が起こると反戦の論評活動を行いやがて日本向け放送を行う。終戦後、レッドパージにより国外追放となり、48歳で25年ぶりに帰国する。以後、女性問題の評論家として雑誌・テレビに活躍する。

「蘭の香の愛を自由を口遊(ズサ)み 石垣綾子 に感じて 探幽」

蘭が9月の季語です。美しい淑女・優雅が花言葉です。綾子の女性論は、裕福な家庭・優れた能力・理解ある伴侶に支えられたもので、愛を強調しすぎるという意見もあり、僕も少し同調して「口遊(ズサ)み;心に思い浮かぶまま軽く声に出す」としました。でも彼女の行動力には頭が下がります。


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