川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

鳥渡る 湯浅年子

朝、右膝がよくなってきたので、海沿いを走ってきました。帰って、習字を終えてネットを見ると台風が発生し今週末に島に近づくようでした。今週末に6人東京から来ることになっているので、連絡しましたが、今のところ来る予定とのこと・・・

今日の川柳は「女たちの20世紀」より、フランスを研究の場として活躍した核物理学者の湯浅年子。東京に生まれ、数学が好きで東京女高師へ進み、さらに東京文理科大学物理科に女性として初めて入学する。卒業後、教職などについたがイレーヌ夫妻の論文に感激し、フランスで共に研究することを望み、30歳で留学生試験に合格する。留学直前にドイツがフランスに宣戦布告し、命の保証はないなか1940年の春にパリに着く。以後、戦時下においても研究を続け、終戦の直前に日本に帰る。後、講義・講演活動に忙しい日々が続くが、40歳で再びフランスに発ち、研究活動を再開し、日本との交流にも努める。

「核究むフランス恋し鳥渡る 湯浅年子 に感じて 端遊」

鳥渡るが10月の季語です。年子はフランスの研究所において「祖国で経験したことのない魂の自由さを味わった」と語っています。そしてパリで生涯を閉じています。


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