川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

顔見世 434 ダランベール

朝、善福寺川沿いを走ってきました。今日は嫁さんと、上野の国立博物館と都立美術館に行こうと思っています。

「世界史1200人」434 ダランベール(1717〜1783)

フランス、哲学者・数学者・物理学者。百科全書派の中心人物であり、ディドロとともに百科全書を編纂した。母は百科全書の編集にも貢献し、名士を集めサロンを開いていたマダム・タンサンで、父は数人候補がいる。産まれてすぐ母により、教会の階段に遺棄され、孤児院に入れられたが、養子先の家庭の下で育った。若くして数学の才能を発揮し、パリ大学で文学・法学・哲学など多岐に渡って学んだ。物理学的研究を次々に発表し、パリ社交界でも注目され、哲学者とも知り合い「百科全書」の責任編集者となり、その刊行(1751年)にあたっては序論を執筆した。

「孤児だって社交界に顔見世だ ダランベール に 端遊」

顔見世が11月の季語です。歌舞伎や狂言の顔見世です。マダム・タンサンもいたのかな・・・王権からの「百科全書」刊行に対する圧力が強まるなかで、1759年には責任編集者を退きました。1768年にパリに出てきたラプラスの才能を認めて、パリの王立軍学校の数学教授職に就く手助けをしました。

習字は、「孤児だって」は寂しく、「社交界に」は明るく、「顔見世だ」は張り切って、というつもりで書きました。


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