川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

目貼り 12 物部尾輿

昨日は日曜日らしく映画を見たりして過ごしました。嫁さんも「大誘拐」を見て、大喜びでした。右膝は当分休憩が必要のようで、朝はバイクを漕ぎました。今日から習字の下書きノートが2冊目です。創造力をフル回転したいと思います。

 今日は「日本史1200人」の第12番の物部尾輿です。

豪族の娘が尾輿の首飾りを盗み皇后に献上した事件が発覚し、かかわりを恐れた尾輿は、皇后に配下の部民を献上した。一方で、大伴金村任那4郡を百済に割譲したことを非難し、政界から引退させた。552年、欽明天皇が仏教を礼拝すべきか問うたところ、物部尾輿は「外国の神を礼拝すれば国神のたたりを招く」と反発した。そして疫病が流行したため、尾輿は仏教のせいと主張、寺を燃やし仏像は難波に流し捨てたという。

「弱腰や異国の神に目貼りする 物部尾輿 に感じて」

目貼りが11月の季語です。北国では雪や寒風が吹き込まぬように、隙間に紙を貼ったりします。自分が被害者なのに、へりくだる尾輿を弱腰と当てました。部民を献上というのも気になります。仏教を容認したのは蘇我稲目で、以後、物部氏蘇我氏の対立が激化していきます。


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