川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

雲雀 236 北条守時

 朝、天気予報と違い雨だったのでバイクを漕ぎました。県の本が届いたと電話が来たので、隣町に借りに行こうと思っています。

「日本史1200人」236 北条守時(?〜1333)

16代執権、鎌倉幕府最後の執権。1326年、北条一門に執権のなり手がいない中で16代執権となるが実権は無かった。1333年、姻戚関係にあった足利高氏(尊氏)が遠征先の京都で幕府に叛旗を翻したため立場は悪化した。一門から裏切り者呼ばわりされるのを払拭するため、新田義貞軍を迎え撃つ先鋒隊として出撃し、前線の巨福呂坂で、新田勢・糸口貞満と一昼夜の間に65合も斬りあったとされるが、最期は多勢に無勢で自刃した。

「我こそは!と 空威張りの雲雀なり 北条守時 に 端遊」

雲雀(ヒバリ)が3月の季語です。繁殖期に雄は空高く舞い上がって鳴きます。降りる時も垂直で、何だか最期の守時のようです・・・建武政権より守時の後家尼(ゴケアマ?)に出された「田地一万疋を知行させる」という後醍醐天皇の命令文が残っています。敵将の寡婦への厚遇には謎が残りますが、足利尊氏が義兄を思って働きかけたという見方もされています。

習字は、「我こそは!」はスッキリと、「と 空威張りの」は幼く強く、「雲雀なり」は落ちそうに、というつもりで書きました。


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