川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

花吹雪 249 大江広元

 朝、一人で海沿いを走って来ました。自衛隊の方がリラックスして走る姿を思い出しながら真似して走りました。島は爽やかな天気が続いています。

「日本史1200人」249 大江広元(1148〜1225)

公家出身だが朝廷を離れて鎌倉へ下る。頼朝に仕えて政所初代別当となり、守護・地頭の設置にも関わる。頼朝の死後は北条義時、政子のもとで幕政に関わった。承久の乱の際は嫡男・親広が官軍についたため親子相克するが、広元はあくまで鎌倉方に立って主戦論を唱えた北条政子に協調し、朝廷との一戦には慎重な御家人たちを鼓舞して幕府軍を勝利に導いた功労者の一人と記している。情に流されない冷静な人物である。

「官は悪!立て武士(モノノフ)よ花吹雪 大江広元 に 端遊」

花吹雪が4月の季語です。承久の乱は5月です。広元が御家人を鼓舞したのは花吹雪の頃では・・・広元の兄・中原親能源頼朝と早くから親しく、頼朝の代官として万事を奉行し、貴族との交渉で活躍しました。その縁で広元も頼朝の鎌倉へ下り、公文所別当となりました。

習字は、「官は悪!」はねちっこく、「立て武士よ」は強く、「花吹雪」は舞うように、というつもりで書きました。


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