川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

雨乞い 323 山名氏清

 朝、隣町に行き、二人でいつものコースを走り、楽しくおしゃべりして来ました。夏休みなのに浜に子どもたちがいないのは、コロナのせいかな・・・

「日本史1200人」323 山名氏清(1344〜1391)

中国・近畿に一族合わせて11か国を領した守護大名。1388年には、紀州遊覧から帰京中の足利義満への奇襲を試みた南朝の楠木正勝を迎え撃って勝利し、義満から感状を賜っている。しかし領国が日本66国の6分の1にあたるので六分一殿と恐れられ、家中の分裂問題で義満に挑発され、明徳の乱を起こして敗死した。妻も殉死しようとしたが叶わず3年後に死去した。

「雨乞いも昔語りに六分殿 山名氏清 に 端遊」

雨乞いが7月の季語です。広い領国、あっちでもこっちでも雨乞いしたな、と感慨にふける氏清です・・・3代将軍・足利義満は、山名家の家中分裂に伴い、氏清・満幸に対して時熙・氏之の討伐令を下しました。しかし後に、時熙・氏之を赦免し、時熙を攻めた責任を満幸に問うと言い出しました。氏清は積極的でなかったとされますが挙兵して京都に攻め入りました。

習字は、「雨乞いも」はサラリと、「昔語りに」は寂しげに、「六分殿」は悔しげに、というつもりで書きました。


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