川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

神の留守 180 ルイ14世

 昨日注文した靴が届いたので、今日は高尾山に行くことにしました。帰りには「極楽湯」に入って来ます。楽しみです。

180 ルイ14世(1638〜1715)

フランス絶対王政を開始した「太陽王」。父ルイ13世が41歳で崩御すると4歳で即位したが、10歳の時に王権強化に反対する新興貴族や民衆が蜂起して、国内を転々とした。5年後に乱が鎮圧されるとパリに戻り「朕は国家なり」と力ずくの親政を始めた。そして太陽をモチーフとしたバレエの衣装をつくり「王権神授説」に従って、自らを「神の代理人」と称して、新教徒を国外追放しナントの勅令を廃止した。新教徒には商業従事者が多く財政の低下を招いた。また、領土拡張のための数々の戦争は財政破綻を招いた。ルイ14世は「ハゲ隠し」ではなく、160cmほどの身長を高く見せようとカツラを好み、高いヒールの靴を愛用した。

「神の留守代理は朕と背伸びして ルイ14世 に 端遊」

神の留守が11月の季語です。本来は陰暦10月1日、諸国の神々が出雲大社に旅立っている日です。背伸びにはカツラとヒールが必須だったろうな・・・ルイ14世はパリを嫌い、郊外に絢爛豪華な「ヴェルサイユ宮殿」を建築しましたが、これも財政難に拍車をかけました。72年間王位に君臨しましたが、国民の税負担は過酷なものになっていきました。

習字は、「神の留守」はサラリと、「代理は朕と」は強く、「背伸びして」は楽しく、というつもりで書きました。


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