川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

冬の雷 179 リシュリュー

 朝、夢見が悪く疲れたのでランは休み、ゆっくりしました。20年近くたつのに、未だに仕事のような夢を見ます。今回は安倍元首相や麻生さんも出てきました。

179 リシュリュー(1585〜1642)

フランス・ルイ13世の宰相。身分制議会「三部会」での聖職者代表の演説により、摂政マリ・ド・メディシスの知遇を得て、後に政治に目覚めたルイ13世の補佐官となった。専横の目立ってきたコンチーノを暗殺し、恩人であるマリを追放した。以後は王権の強化に向けて邁進した。フランス国内外にスパイ網を構築して、目的のためには手段を選ばない、厳格で現実的な考えの宰相とされる。デュマの「三銃士」にも登場し、陰険な悪役であると同時に、優れた政治家でもあるとして描かれている。「ペンは剣よりも強し」の名言は、ブルワー・リットンの戯曲「リシュリュー」の中のセリフである。

「強いのは告げ口とペン冬の雷 リシュリュー に 端遊」

冬の雷が11月の季語です。夏の雷のような烈しさはなく、少し鳴って止むことが多いのですが・・・リシュリューは新教徒や貴族勢力を力で抑え、三部会の招集を停止するなどして王権を強化しました。またドイツ三十年戦争では、ハプスブルク家打倒のために新教徒側につき、戦後のフランスの地位向上に貢献しました。

習字は、「強いのは」は少しクセ強く、「告げ口とペン」はすごくクセ強く、「冬の雷」はスッキリと、というつもりで書きました。


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