川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

雑炊 188 ルイ9世

手術後4日目、昨夜で背中に入れていた麻酔が切れました。一歩前進ですが、やはり痛いです。そして先程、尿管を抜きました。何とも言えない痛痒い感じ?です。

188 ルイ9世(1214〜1270)

フランス王、ルイ8世の長子。12歳で即位し内政に力を入れ長期の平和を保ったため、フランス王国は繁栄した。国内外を問わず、争いを収めるよう努力したため、ヨーロッパの調停者と呼ばれ、理想のキリスト教王と評価された。ただ、宗教的情熱から2回の十字軍を行ったが、莫大な費用を費やし自身も捕虜となるなど散々な負け戦を喫し、失敗に終わった挙句に陣没した。後に列聖されるように敬虔なキリスト教徒で、各地に救貧院を作ると共に、自ら貧者に食物を与えたりしたが、政治に宗教の影響を与える事はせず公正に統治した。

「理想王雑炊とほほ負け戦 ルイ9世 に 端遊」

雑炊が11月の季語です。貧者と同じ雑炊を食べたかな・・・ルイ9世は死後にカトリック教会より列聖され、Saint-Louis(サン=ルイ、日本語では聖ルイ・聖王ルイ)と呼ばれるようになりました。アメリカの都市、セントルイス(ミズーリ州)の地名の由来ともなりました。

習字は、「理想王」は幼く、「雑炊とほほ」は情けなく、「負け戦」は弱く、というつもりで書きました。今日は麻酔が切れたので一番痛い中で書きました。集中が難しいです。


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