朝、ウィンド・ブレーカーを着て、海沿いを走って来ました。少し寒いけど、久しぶりに快晴の空でした。
「世界史1200人」234 フランツ1世(1708〜1765)
オーストリア・神聖ローマ帝国・共同統治者。幼なじみのマリア・テレジアと結婚し共同統治者となったが、実権はマリアにあった。フランツは生涯に何度も屈辱を味わわされることとなった。宮廷のしきたりに従って、夜に劇場を訪れる時には2列目という格下の席に甘んじなければならなかった。オーストリア継承戦争の会談の際、フランツとプロイセン側の使者は極秘に交渉を続けたが、マリアはドアの裏の陰で耳をそばだて、少しでもフランツが譲歩しそうな気配を見せると、子犬でも呼びつけるように夫へ合図を送り、交渉は結局打ち切られた。
「侘助よ儂と同じじゃ飾り物 フランツ1世 に 端遊」
侘助が1月の季語です。一重の侘しい感じを与える小さな花で、茶席の床の間などに飾られます・・・フランツは良き父親でした。中でも、身体が不自由で容姿が醜く嫁にやれないため、マリア・テレジアや弟妹たちから嫌われていた、次女のアンナのことを特に気にかけていたといいます。
習字は、「侘助よ」は寂しく、「儂と同じじゃ」は強く悲しく、「飾り物」は軽く、というつもりで書きました。
