川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

山笑う 274 アレクサンデル6世

朝、善福寺川沿いを走ってきました。今日から工事の区間を除いたコースを走ることにしました。帰ると病院から、町に提出する書類が出来たと電話がありました。で、これを取りに行き、交通費一部補助の書類一式を作ったら、たちまち夕方になりました。

274 アレクサンデル6世(1431〜1503)

ローマ教皇。スペインの出身で、ルネサンス期の世俗化した教皇の代表的存在である。教皇の座を買収し、放縦で多数の私生児をなした。狡猾な策略で教皇領を拡大して財政を潤したが、街にはスペイン人のならずものや、暗殺者、売春婦、情報屋などが我が物顔に歩き回り、殺人や強盗は日常茶飯事であった。アレクサンデル死去の翌日、教皇の遺体は膨れ上がり、毒殺の噂が広まる事となった。葬儀では兵士と司祭達の乱闘が起こったり、棺桶が教皇の遺体を入れるには小さいものであったり、さらに遺体は粗末な防水布でまかれていたりした。

ルネサンス滅ッ茶苦っ茶や山笑う アレクサンデル6世 に 端遊」

山笑うが3月の季語です。全山が芽吹く春の山です。ルネサンスは古代文化の復興です。何しろ滅ッ茶苦ッ茶です・・・息子を右腕とし、一族の繁栄とローマ教皇庁の軍事的自立に精力を注いだことで、イタリアを戦火に投じることになりました。

習字は、「ルネサンス」はとぼけて、「滅ッ茶苦っ茶や」はバラバラに、「山笑う」は大胆に、というつもりで書きました。


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