川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

木菟(ヅク) 147 エウセビオス

 朝、一人で海沿いをロングランして来ました。ロングラン5日目にしては快適に走れました。帰ってシャワーを浴びて体重を測ると53.4kgと先週より1.0kg増えていました。

「世界史1200人」147 エウセビオス(260〜339)

ギリシア教父の一人であり、コンスタンティヌスに洗礼を施したパレスティナの司教である。歴史家にして聖書注釈家でもある。師パンフィロスとともに正典の確定に関わり、「福音の論証」「福音の備え」「福音間の矛盾について」といった、聖書テキストの研究を残す。また歴史著述において、後世彼を「教会史の父」として知らしめた代表作「教会史」が知られるほか、「パンフィロスの生涯」「年代記」「パレスティナ殉教者列伝」といった業績がある。天地創造からエウセビオスの同時代に至るまでの世界中の出来事を綴った「年代記」の中で「皇帝の位は神の恩寵によって与えられる」と説いた。この理念は後の王権神授説につながった。

「メガネかけ帝は神と木菟威張り エウセビオス に 端遊」

木菟(ヅク)が12月の季語です。木菟(ミミヅク)の別称です。何となく博士のようなのでエウセビオスに掛けました。研究の末の皇帝の神格化は、僕にとっては寓話です・・・「文藝春秋」の「大世界史」の「アタナシウスの教会自由の主張」によると、「エウセビオスは、皇帝の教会支配、国家教会主義をみとめる立場であり、アタナシウスは、信仰に関するかぎり、いかなるこの世の権力とも妥協しない立場であった」とのことです。

さて、1章が終わったので、日本史に戻ります

習字は、「メガネかけ」はサラリと、「帝は神と」は大胆に、「木菟威張り」は小ぢんまりに、というつもりで書きました。「帝は神と」は昨夜飲んで書いた字を、どうしても再現できませんでした。


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