川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

春霞 457 小山田信茂

朝、海沿いを走ってきました。シャワーを浴びて体重を測ったら54.0kgと先週より0.4kg増えていました。明日から東京に行くので掃除・洗濯とパッキングをします。嫁さんは毎日張り切っているようです。

「日本史1200人」457 小山田信茂(ノブシゲ;1539〜1582)

戦国武将、甲斐武田氏重臣。信玄の従弟にあたり、信玄・勝頼に仕えた。信玄の死後、1575年の長篠の戦いを経て、1581年に織田信長徳川家康は武田領攻めを開始した。そして1582年、武田勝頼一行が新府城から退避する最中に突然、信茂は離反・反逆して、勝頼らに対し鉄砲を向けた。その後、勝頼は残された武田軍の兵を引き連れて、織田方の滝川一益の軍勢と戦い、最後は自刃して武田宗家は滅亡した(天目山の戦い)。信茂は嫡男を人質として差し出すために、織田信長に拝謁しようとしたが、そこに出てきたのは、織田信忠であった。信忠は武田家を裏切ったことを厳しく非難し、その場で処刑を命じた。信茂は、8歳の嫡男・老母・妻・3歳の娘とともに処刑された、と記されている。

「裏切りはニヤリ?涙?か春霞 小山田信茂 に 端遊」

春霞が3月の季語です。野山や空までも霞ませてしまいます。勝頼は信茂の顔を見たかな・・・伝承ですが、信茂は処刑されず東京都あきる野市にある五日市高等学校のあたりに館を構えていたとする説があり、今も高校の西側に鎧塚と呼ばれる信茂の墓碑があります。

習字は、「裏切りは」は強く、「ニヤリ?涙?か」はそれなりに、「春霞」はたなびくように、というつもりで書きました。


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