川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

種蒔き 227 北条重時

 朝、一人で海沿いを走って来ました。ウクライナやコロナなど、いろいろありますが、島は静かだなァ〜

「日本史1200人」227 北条重時(1198〜1261)

北条泰時の異母弟。六波羅探題北方の任を17年にわたり務めた。三浦氏滅亡の後に鎌倉へ戻り、連署(執権を補佐する役職)に就任し、3代執権・泰時との強い信頼関係により5代執権・時頼を補佐した。政治姿勢は浄土宗の影響もあり撫民を基礎としたものであり、当時の幕政に明確な統治をもたらしたとする評価がある。六波羅探題時代、重時の就任以降はそれまで目立っていた在京御家人の乱行が減少している。縁者が問題を起こした時にはただちに捕らえて六波羅に突き出しており、任務に対して迅速・公平・厳格に務めた。

「南無阿弥と慈悲の種蒔き照れ笑い 北条重時 に 端遊」

種蒔きが3月の季語です。「慈悲の」はチョッと立派すぎるので「照れ笑い」を足しました。重時の念仏信仰を攻撃した日蓮も、重時個人の人物については「極楽寺殿はいみしかりし人」(立派な人物)と好意的な見方をしています。和歌などの文化的活動も行い、藤原定家とも親交があったとされます。

習字は、「南無阿弥と」は大胆に背景にして、「慈悲の種蒔き」はスッキリと、「照れ笑い」は明るく、というつもりで書きました。


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