川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

えんぶり 253 マーチャーシュ1世

朝、天気予報が外れて雨だったのでバイクを漕ぎました。暖かくなる予報も外れて、肌寒い一日になりそうです。

「世界史1200人」253 マーチャーシュ1世(1443〜1490)

ハンガリー王。中世ハンガリー王国の最盛期を築いた。父は対トルコ戦における英雄で、その死後に中小貴族らの支持を受けて即位し、領土を広げた。善政を敷いたため「善王」「正義の王」とも称される。マーチャーシュは身分を隠してしばしば国内をまわったと言い伝えられている。日本の「水戸黄門」のようなイメージである。ハンガリーの1000フォリント紙幣には、マーチャーシュの肖像が印刷されている。

「善王の国をぐるりとえんぶりじゃ マーチャーシュ1世 に 端遊」

えんぶりが2月の季語です。青森県八戸地方の豊年予祝の舞踊です。民と踊る王をイメージしました・・・マーチャーシュは47歳で急死しましたが、大貴族たちの専横が再び強まり、強力を誇った王軍も弱体化し、ハンガリーオスマン帝国に敗北を喫することとなります。

習字は、「善王の」はスッキリと、「国をぐるりと」は素朴に、「えんぶりじゃ」は明るく大胆に、というつもりで書きました。


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