川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

春風 298 カスティリオーネ

昨夜は、近くの友人夫婦と楽しく飲み・歌いました。で、今日は雨でもあり、ゆっくり起きました。午後は久しぶりに本を読もうかと思います。

298 カスティリオーネ(1688〜1766)

イタリア・画家・イエズス会宣教師、中国名・郎世寧。司祭ではなく修士であり、中国で画家として働く任務を与えられた。27歳で清朝の中国へ渡り、紫禁城に入って中国風景画などを創作し、康煕帝以下3代の皇帝に絶賛された。「乾隆帝大閲像軸」が有名である。紫禁城に西洋人画家が入るのは極めて異色であり、宣教師でもあったカスティリオーネは芸術的な才能を用いて中国の民衆を啓蒙したとされる。

「春風にほら神様と絵が語り カスティリオーネ に 端遊」

春風(ハルカゼ)が4月の季語です。暖かく柔らかい風の中に、神様がいるような絵を描いたかな・・・カスティリオーネは28歳の時に年希堯と共著で「視学」を出しました。これは中国では初の西洋絵画の焦点透視法を紹介した書です。

習字は、「春風に」は優しく、「ほら神様と」は楽しく、「絵が語り」は幼く、というつもりで書きました。


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