川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

紫陽花 345 スヴォーロフ

昨日の夕方、嫁さんとのウォーキングは最後の5分間でびしょ濡れになりました。今日もちょっと不安でしたが、海沿いを走ってきました。帰ってシャワーを浴びて体重を測ったら56.7kgと先週と同じでした。

「世界史1200人」345 スヴォーロフ(1729〜1800)

ロシア帝国大元帥。貴族の生まれで軍人となり、第1次露土戦争では寡兵で大軍を撃破した。国内の反乱鎮圧にも成功して大将に昇進した。その後、露土戦争が再び起こり勝利するも、宮廷内でエカチェリーナ2世の愛人でもあるポチョムキンと対立を深めたため、国境地帯へ左遷された。65歳の時、ポーランドで反乱が起き、ロシア軍は苦戦していたが、スヴォーロフが参戦して勝利し元帥に任命された。パーヴェル1世が即位してまもなく、フランス革命戦争が起こると、いったん退けられたスヴォーロフは最高司令官に任命され、アルプス越えの大胆な作戦により勝利した。

「紫陽花よアルプス越えも繰り言か  スヴォーロフ に 端遊」

紫陽花(アジサイ)が6月の季語です。花の色が変わるので「七変化」とも言われます。花言葉「移り気」をスヴォーロフの上司に掛けました・・・その後、パーヴェル1世はナポレオン1世に心酔し、大元帥の地位にまで上がったスヴォーロフは突然追放され、失意のうちに急死しました。現在のロシアでは、不敗の指揮官として称えられています。

習字は、「紫陽花よ」は弱く、「アルプス越えも」は強く勇ましく、「繰り言か」は悲しく、というつもりで書きました。


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