川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

寒明け 429 里見義堯

朝、海沿いを走ってきました。自衛隊の方を目標に走ったら、帰りはヘトヘトでした。

「日本史1200人」429 里見義堯(ヨシタカ;1507〜1574)

安房(アワ)里見氏の第5代当主、戦国大名上杉謙信佐竹義重等と結び後北条氏と関東の覇権をめぐって争い続けたが勝敗はつかず、房総半島に勢力を拡大し、里見氏の全盛期を築き上げた。明らかに自国より強大である北条氏康と争い続けることができたのは、里見軍の精強さ、特に海賊衆が主な水軍勢力を保持していたためである。ゲリラ戦に非常に長け、たびたび北条氏の領土で略奪を働くため領民は年貢の半分を北条へ、残りは里見へと収めることで安全を保証して貰っていたという。

「寒明けぞ安房海賊のお出ましじゃ! 里見義堯 に 端遊」

寒明けが2月の季語です。いよいよ春、波もお出ましを待ってるかな・・・1560年の氏康の侵攻に対し、上杉軍の援軍を得て勝利し、反攻を開始して上総西部を取り戻し、1562年に剃髪して家督を子の義弘に譲りました。

習字は、「寒明けぞ」はスッキリと、「安房海賊の」は強く、「お出ましだ」は得意げに、というつもりで書きました。


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