川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

籠枕 515 一条兼定

朝、善福寺川沿いを走ってきました。嫁さんの学校の運動会は、昨日無事に楽しく終わりました。

「日本史1200人」515 一条兼定(カネサダ;1543〜1585)

戦国から安土桃山時代の公家・大名、土佐一条氏・当主。父の房基が自殺したため7歳で家督を継いだ。1564年、豊後国の大友義鎮の長女を娶り大友氏と結んだ。1569年、長宗我部元親が台頭し領土を侵食され、また血縁者である土居一族を無実の罪で殺害したために信望を失い1573年に隠居を強制された。一方で、土居一族殺害と隠居強制は京都一条家の意向ともされる。この混乱に乗じ、長宗我部氏によりさらに領土を侵食された。1575年に洗礼を受けキリスト教に入信し、霊名をドン・パウロとした。同年、再興を図って大友氏の助けを借り進撃したが、四万十川の戦いで大敗し敗走した。以降勢力を回復することはできず土佐一条氏は滅亡した。

「隠居して大敗独り籠枕 一条兼定 に 端遊」

籠枕が6月の季語です。夏用の竹で編んだ枕です。兼定の枕の中には空虚が入っていそうです・・・平田村には美男子の兼定と絶世の美女お雪との不思議な恋の話が伝わり、今でも宿毛市平田町ではヤーサイ祭として兼定とお雪の供養をしています。

習字は、「隠居して」はサラリと、「大敗ひとり」はそれなりに、「籠枕」は虚しく、というつもりで書きました。


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