川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

凍て返る 212 藤原成親

 朝、前日眠れなかったせいか、今日は起きられず3時間も遅く起きました。でも、何にも縛られずに過ごせることに、改めて感謝しています。雨がやんだら海沿いを走って来たいと思っています。

「日本史1200人」212 藤原成親(1138〜1177)

後白河法皇の側近。美貌を持ち後白河院の寵愛を受けて昇進を重ねる。また、平治の乱(1159)では妹婿である平重盛のとりなしで許され、憲仁親王(のちの高倉天皇)立太子事件、山門(延暦寺)領美濃国平野荘の神人を凌轢する事件、では後白河院の強力な保護により復任された。このように院の庇護の下で思うままに行動してきた成親が、大将の地位を望んだところ平氏によって阻まれた。これを恨み、鹿ヶ谷の陰謀で平家打倒を企てるが、密告されて捕縛され、怒った清盛によって配流先の備前で殺された。食事を与えられずに殺害されたともいわれる。

「凍て返る寵愛も冷めジ・エンド 藤原成親 に 端遊」

凍て返るが2月の季語です。暖かくなったと喜んだら、寒さがぶり返すことです。寒暖を寵愛で保護された成親も大我儘でジ・エンドです。父・家成が鳥羽法皇の第一の寵臣であったことから、成親の昇進は早く、5歳で従五位下に叙せられ、7歳で越後守になって以降、讃岐守・侍従などを歴任し、19歳では左近衛少将に任じられました。

習字は、「凍て返る」は細く、「寵愛も冷め」はうねってストンと、「ジ・エンド」は可笑しく、というつもりで書きました。初めて長い筆を使いました。当分使ってみようと思います。


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