川柳と習字を与那国島から

日本史と世界史を題材に最西端の島から!

短夜 330 ヒエロニムス

昨日、大腸がんの定期検診を受けました。お陰様で異常無しでした。今日は雨なのでランを休みゆっくりしています。

「世界史1200人」330 ヒエロニムス(347〜420)

キリスト教教父。当初はキリスト教に興味がなく、ギリシア語を習得し古典の研究に没頭した。しかし、26歳頃に重病にかかり、神学の研究を決意しヘブライ語を学んだ。そしてローマへ行って、全聖書の決定版の翻訳にとりかかった。さらに、ベツレヘムに落ち着くと、著述のかたわら聖書の翻訳を続け、58歳頃に完成させた。この聖書こそが中世から20世紀にいたるまでカトリックのスタンダードであり続けた「ウルガータ」訳聖書であった。ウルガータはラテン語で「普及した」という意味である。

「短夜も決定版ぞウルガータ ヒエロニムス に 端遊」

短夜(ミジカヨ)が6月の季語です。早く決定版の聖書を作りたかっただろうな・・・ヒエロニムスはギリシア語・ヘブライ語をはじめ諸言語に通じ、豊かな古典知識を備えて、神学の水準向上と聖書研究の歴史に大きな足跡をしるしています。

習字は、「短夜も」はサラリと、「決定版ぞ」は強く、「ウルガータ」は明るくというつもりで書きました。


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